【アルバムレビュー】孤高のロックサイエンティスト・タキザワユキヒトの1stアルバム『In the Laboratory』

タキザワユキヒト『In the Laboratory』ジャケット画像 アルバムレビュー

2019年6月7日(金)にリリースされた孤高のロックサイエンティスト・タキザワユキヒトのニューアルバム『In the Laboratory』。

自身初のフルアルバムかつ初の全国流通盤であり、収録曲のほとんどがこのアルバムのために書き下ろされたものである。「In the Laboratory(=実験室にて)」というタイトル通り、タキザワ氏の「実験」的要素をふんだんに詰め込んだ1枚となっている。

楽曲はすべてタキザワ氏の作詞・作曲・編曲によるもの。テクノやフュージョンをルーツに持つ彼の作品はどれも非常に難解かつ聴きごたえ充分である。

またタキザワ氏は2019年8月12日(月・祝)にこのアルバムを提げたワンマンライブを控えている。この日は「実験室」をテーマにしたストーリー仕立てで展開される新感覚のステージだそうだ。

というわけで、今回のレビューではこのアルバムを「実験室」になぞらえてまとめていこうと思う。

ロックサイエンティストの実験記録

音楽とテクノロジーの融合を目指すタキザワ氏の実験記録は、新しい音楽の世界を切り拓くような「覚醒反応Ⅲ」から始まり、続く「シンギュラリティGIRI2」ではAIが人類を脅かすという、俄かには信じがたい未来に警鐘を鳴らす。

マジョリティが良しとされる世界から溶け出し、流れるように脱出を図る「ロゼッタ融解点」、混ざらないものや分かり合えないものへの好奇心を歌う「A液とB液」。

「NEW WAVE LADY」が放つ多様化の波と「素数 or Die」の不規則な音の渦と、時代遅れのブラウン管が騒ぎ立てる「テレビスターの悲劇」。時代も常識も超越した音楽たちは、彼の研究意欲を掻き立てるには充分すぎるようだ。

無数の音に追い立てられた先の「窓際に凪ぐ」が差し出してくれた安らぎも束の間、今度は「What’s up, Doctor?」とヒステリックに呼びかける声が聴こえる。

“自らの心の声に従って進め”

タキザワ氏の揺るぎないポリシーが「思考の空」と「Another Me」に乗せて世界に放たれ、彼の実験記録は閉じられる。

……だが、この実験はここで終わらない。どうやら、より大きな空間で、より大きな音で、より多くの人がこの実験を体感することで始めて、成果が得られるらしい。

最後の「実験室」として選ばれたのは、渋谷TSUTAYA O-WEST。この場所で、全く新しい音楽の「実験」が始まる。

まだ間に合う。あなたにもぜひ、体感していただきたい。

『In the Laboratory』収録曲

タキザワユキヒト 1st ALBUM「In the Laboratory」全曲視聴
  1. 覚醒反応Ⅲ
  2. シンギュラリティGIRI2
  3. ロゼッタ融解
  4. A液とB液
  5. NEW WAVE LADY
  6. 素数 or Die
  7. テレビスターの悲劇
  8. 窓際に凪ぐ
  9. What’s up, Doctor?
  10. 思考の空
  11. Another Me

タキザワユキヒト ライブ情報

タキザワユキヒト Live Show
「In the Laboratory ~エムレの実験報告書~
会場 渋谷TSUTAYA O-WEST
時間 18時半会場/19時開演
料金 前売¥3,500/当日¥4,000(ドリンク代別)

■予告動画

タキザワユキヒト O-WESTワンマンライブ2019 CM

■タキザワユキヒト公式ホームページ

タキザワユキヒト OFFICIAL WEBSITE
ミュージシャン「タキザワユキヒト」のオフィシャルウェブサイト

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